そもそも、ユーロビートを書いて欲しい、という依頼を受けてひっくり返ったわけですね。
好きなんですよユーロビート、「きんぴらごぼう抜き♡Night」のときにもあれこれ語った気がします。
ただ、実績はその1曲のみ。
そこで、羽鳥風画さんの編曲・エンジニアリング面でのバックアップのもと挑戦させていただきました。

最初やったことは「ユーロビートを作らない」と決めることでした。
まず、方向性を決めるためのイメージとなるサンプル曲を頂き、「ピアノを入れて欲しい」っていうオーダーでさらに頭を抱えるところからスタート。
ユーロビートにピアノってなんだ？としばらく考えることになりました。

とはいえ、いわゆる「正調ユーロビート」を作ったところでなあ、というのは「きんぴら～」の時にも通った道。
ユーロビートを真正面から作ってしまうと、どうしても曲をつなぎやすくするための工夫などで、冗長になりがちなものです（前奏が長めだったり、2番までやったあとに長めの間奏が入ったりとか）。

そのため、この曲の中心は、ユーロビートのエッセンスをこれでもかと詰め込んだポップスになります。
実際、ちょっとユーロビート的なサウンドのバランスからは逸脱した、今作ならではのバランスに仕上がったと思います。
さらにその上で、自分が今できる限りイケイケになるように頑張れました！
今回も大好きなユーロビートの曲の色々な要素を盛り込みましたので、そこを探す楽しみもあるかも。

そして歌詞。
こちらはVTuberとかVRCとかの活動に関するあれこれを詰め込ませていただきました。
今回ダブルミーニングや韻の取り方でめっちゃ工夫したので、こちらも色々探してみてくださいね！

今回、羽鳥先生にはとてもお世話になりました。
とにかく音数が薄くなりがちな私に、ピアノを含めどんどん音を詰め込んでくれたのでいい形のオケになりました。
音楽を作るときに、一緒に作業することってほとんどないのですが、身近にやってるところを見させてもらうとホント勉強になります。

動画チームのみなさん、素敵な動画をありがとうございます。
自分の作ったユーロビートにパラパラの振り付けがついて動画になるというのは、なんとも心にくるものがあります。

最後に今回お誘いいただいた星こにあさん。
ノリノリで歌い方のアイディア出しに取り組んでくださって、楽しく制作できましたね。
お誘いいただきありがとうございました！